イギリス留学の種類
中学・高校留学
イギリスの学校制度は日本と大きく異なり、何歳までが小学校、中学校というはっきりした区別はありません。しかも日本でいう「卒業」もなく、GCSE(General Certificate of Secondary Education)という統一試験の成績で評価されるため、ある一定期間、学校に通えばいいというものでもありまん。
イギリスの学校は9割が公立学校で、留学生を受け入れるのは私立校です。イギリスの学校では、教育内容も学校によりさまざまで、まさに「百人いれば百通りの教育がある」を地で行くような個性豊かなプログラムを提供しています。外国からの留学といえども、ただ英語を学ぶだけではなく、自分に見合った目的をもって学校選びをする必要があるでしょう。
私立校のほとんどはボーディングスクールと呼ばれる全寮制の学校です。入学する場合、日本のように難しい入学試験があるのではなく、成績証明書、推薦状、面接などで入学審査が行われます。
留学生は、簡単な英語力の試験だけの学校もあり、入ってから民間や学校の付属機関の英語コースで英語を学びながら、少しずつ正規の授業を受けていくことになります。外国から入学する際には、ガーディアンとよばれる保護者、後見人が不可欠で、休暇時や緊急時に留学生の世話を引き受けてくれる親代わりの人を選ばなくてはなりません。


語学留学
イギリスは英語を教えることにとても熱心な国です。多くの学校が常に最新の英語教授法の研究・開発を続けています。留学生の受け入れ体制も民間の語学学校を中心に、一部の大学や公立の専門学校で整っています。
ほとんどの語学学校で、一般英語コースやビジネスコース、英語資格試験対策コースなど幅広いコースからコース選択ができるようになっており、また入学時期や期間、レベルなどにもバラエティーと柔軟性を持たせているので留学生は便利にできています。また英語の授業だけではなく、小旅行や各種見学体験などの課外コースも充実しており、整備された施設とともにカリキュラムや生活など留学生に優しく趣向をこらしています。
専門学校や大学に進学するにも、ファウンデーションコースやブリッジコースなど、学校ごとに準備コースを設置しているところもあり、留学生が英語力や専門科目を補足したりする必要性がある場合に備えています。コース選択にはカウンセラーとよく相談することをお勧めします。



専門学校留学
イギリス留学の中で語学留学と並んで人気があるのは専門学校留学で、20代の女性を中心に年々希望者が増えています。これは専門学校で語学力だけではなく、専門的な技術や技能、資格を取得して、帰国後の、あるいはイギリスでのキャリアアップに結び付けたいと考える人が多くなってきたためでしょう。
イギリスの専門学校は、Further Education College ともよばれる公立の高等教育機関や私立のカレッのことで、それぞれに幅広い分野で実践的な教育を提供しています。コースとしては、留学生にとって必須である英語コースだけではなく、コンピューターやビジネス、秘書、ホテル、料理、美術、商業デザイン、ガーデニング、ヘアーデザイン、エステティック、バレー、演劇など多岐にわたる選択ができます。
期間も1ヶ月程度から1年、2年とさまざまですが、専門資格のCertificateやDiploma取得するにはやはり最低1年は必要とされます。いずれにしろ、実践的な技術や、世界に通用する資格をとりたい方にお勧めなのはこの専門学校で、英国では大学が少なく非常にアカデミックであるため、英国人ばかりではなく、各国からの留学生が専門学校を選択する傾向にあります。
当然英語力は必要であって、ケンブリッジ英語検定の中級(First Certificate) か、TOEFLであれば500スコア−は欲しいところ。英語力のともなわない留学生は英語学校から入るか、付属の英語コースやブリッジコースをとりなが正規のコース進むことになります。



大学留学
イギリスの大学は非常に権威があり、"First Degree"と呼ばれる学位をとるには難関で3〜4年を要します。いわゆる大学入試はなく、義務教育終了時に受けるGCSEおよび2年後のGCE-Aレベルという二つの統一試験の成績で大学が決まります。
またイギリスの大学には日本やアメリカの大学のように教養課程というものはなく、入学するとすぐ専門の学習研究に入ります。授業スタイルも。ディスカッションやレポート、論文の提出を柱としたゼミ形式で行われ、卒業すると専門家として社会で通用する能力を養成することになっています。
したがって、高校卒や日本の大学生では入学も難しいため、大学に設置されてあるFoundation course か専門学校を終えてから大学に入るケースが多く見られます。そこで高度の英語力と数科目の専門科の履修することになります。
実際、イギリスそのものの大学進学率が20%ほどでしかなく、内容も実質的に高度です。入学資格ですら大学の専門分野の基礎知識を問うGCE-Aレベル(General Certificate of Education, Advanced Level)と呼ばれる統一試験にパスするために6th Form college と呼ばれる2年コースで必死に勉強しているのです。さらにその後の学歴や職歴、語学力、エッセイなどを各大学独自の判断で入学許可を下すので留学生にはとくに難しくなるのです。しかし時代とともに外国人にも多様な対応をするようになり、イギリスの大学もだいぶ門戸が開かれてきています。


正式名称 United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
首都 London
面積 24万ku(日本の約3分の2)
人口 約6000万人
英語 いわゆる「クイーンズイングリッシュ」

現地紹介

英語発祥の地イギリス。アメリカ英語とは違う「クイーンズイングリシュ」独特の美しい響きに憧れる人も数多くいます。シェークスピアやビートルズ、ジェームスボンド、ピーターラビットの故郷として知られるこの国は、大英帝国時代からの伝統を今なお頑固に守りつつも、刻々と変化し続けています中世に造られた石畳の路地でパンクスタイルの青年とすれ違ったかと思うと、いかにも英国紳士、といった風情の男性がステッキを片手に散歩していたり。それがごく自然に見えてしまうのはやはりこの国のマジックかもしれませんいわば「旧くて新しい国」、それがイギリスです。